令和3年度 大江まちづくり住民協議会 事業計画

 

 

令和3年度は新型コロナ対策としてワクチンの接種も行われつつあり、大江まちづくり住民協議会も「大江まちづくり計画」に沿って、「私たちのまち、誇れる郷土 ~今後も住み続けたい、住んでよかったまち~」を基本に、本来の活動や協賛、共同参画をコロナ禍等の状況を考慮し、個々の事業内容を判断しながら取り組むこととします。

大江まちづくり住民協議会も、平成28年4月に設立をしてから5年が経過しました。本年度は「実施計画」も時代のニーズに合ったものが必要であると考え、常任委員会や各部会で議論しながら各部会の構成も再検討し、将来に渡って具体的に行動できる「実施計画」を作成したいと考えています。また、常任委員会で基本的な取り組みを協議し、さらに4部会の合同会議も開催して総合的な取り組みの強化を図ります。

 「公共交通再編に伴う有償運送」については、タクシー事業者との事業者協力型の事業として、また福知山市と連携して運転手や利用者の会員の募集を行い、安心で安全な「大江地域ならではの有償運送事業」として本年の6月から実証実験を開始する予定です。

 また、大江地域は過去に多くの水害に見舞われて来ました。そうした教訓を生かし、自助・共助・公助を啓発し「水害避難対策」「土砂災害対策」等の具現化を図り、安心・安全のまちづくりを目指します。

コロナ禍ですが「鬼力の由良川夏まつり」や「大江山酒呑童子祭り」など、恒例のイベントに共同参画を図り、各種団体と連携しイベントを盛り上げていきたいと考えています。

大江地域でも過疎高齢化が進み、3月末での65歳以上の割合は約44パーセントとなっています。こうした少子高齢化の対策として、Uターンプラザや定住促進住宅の入居者の増加や空き家バンク制度の新たな活用を図り、定住人口を増やしたいと考えています。

公立大学や府立大江高校、京都丹後鉄道㈱など各関係機関との連携により、大江駅前の元気づくりや大江町の特産品の販売等も検討していきます。

大江地域を元気にするため、広報紙「大江を元気に」の発刊を行い地域のみなさんに情報提供を行います。また、大江まちづくり住民協議会の「ホームページ」を活用して大江まちづくり住民協議会が取り組む事業や大江地域の観光・イベントなど、情報提供を行い集客を高める取り組みを進めて行きます。

また、ゴミ収集日付きカレンダーについて、本年も発行を予定していますので、協賛のご協力をお願いします。

 

1 大江まちづくり住民協議会の体制の強化

 〇 会長・副会長会議や常任委員会を開催し、重要事項等の検討を速やかに行います。

〇 部会の連携会議を開き体制強化を図ります。

〇 実施計画の見直しを行い、次年度に向け具現化を図ります。

 〇 各部会は、必要な部会員を確保し、課題解決に向けた活動を進めます。

 〇 ホームページや協議会ニュースなど情報発信の充実を図ります。

 〇 焦点的に取り組みを必要とする場合は、必要に応じプロジェクト会議を設置します。

 

2 大江地域が元気になる事業の実施や支援

 〇 公共交通再編に伴う有償運送の充実を図ります。

〇 大江山酒呑童子祭り、その他の地域振興イベントを支援します。

〇 地域内で活動する諸団体や実施される事業を支援します。

〇 基本計画の趣旨により振興大会やシンポジウム等を実施します。

〇 地域や活性化を支える方との交流の場を設け、情報提供をします。

〇 由良川などを利用した事業を取り組み、水辺への意識を醸成します。

〇 観光スポットの集客を高めるため清掃活動を支援します。。

 

3 大江地域の諸課題を考え、課題解決のための必要な事業の実施

〇 各部会でテーマを持ち、継続的な調査、研究、実践を行います。

〇 先進事例を地域に活かすため視察研修を実施します。

 〇 地域づくりの連携として大江高校、福知山公立大学、京都工芸繊維大学との交流を通じて地域づくりや元気づくりの発現を図

  ります。

 

 〇 川や水辺を活かした「大江かわまちづくり事業」に参画し、賑わいの生まれる拠点づくりを創設します。

 

 

4 福知山市や各団体等との事業参画と推進

〇 協働事業は、その目的や内容により役割分担を明確にして取り組みます。

〇 大江地域自治会長会や関係団体等の事務的な支援を行います。

 

5 部会の活動

(1)農業・観光・地域経済活性化部会

〇 農業活性化委員会                           

・竹チップを復活させると共に肥料作りにも挑戦します。また、竹製品作りの研究も進めて行きます。

 観光地域活性化委員会

・てくてくウォークを実施し、地元で歩きながら町を散策するプランも進めます。

 また、大江の神社や仏閣の13ヶ所巡り御朱印ツァーも進めたいと考えています。

  <てくてくウォークのコース等を検討している内容>

・内宮編:旧かめや旅館を開放し休憩一服茶屋として復活

皇大神社~天の岩戸神社~内宮街道筋を散策、次の移動の前に一息

・大江山鬼伝説編:酒呑童子の里巡り

・外宮・二俣編:外宮・豊受大神社~二俣・和紙伝承館で紙漉き体験

・高津江編:根来峠越え

・河守・蓼原編:城跡・城下町巡り

〇 経済地域活性化委員会

・「大江地域の活性化に繋がる映画」を作成する予定です。

まず、「大江PR動画」の制作を福知山観光協会大江支部とも連携をして制作をします。この事により、大江町の伝統文  化や四季折々の自然を全国に紹介し宣伝を行い、北近畿の観光の拠点づくりを目指します。

また、「鬼と神々が戯れる里」と称し、「大江町、神と鬼短編映画」を制作します。大江地域の鬼文化、神々が宿るとされる外宮豊受大神社、内宮皇大神社、天の岩戸神社とのコラボを現代的文化コンテンツに転換(インスタ映え)し、地域の独創的な資源の発掘によって地域の観光の発展に繋げます。

大江地域の親睦を図るため「大江町ドキュメンタリー映画」を作成します。四季  折々の自然の中で暮らす人々の表情や行動など、大江地域のみなさんに改めて地域の「良さ」を知ってもらい、これらの映画の上映を通じて大江地域の「輪」が広がり地域の元気づくりに繋げたいと考えています。

・大江ふるさと産品

福知山観光協会大江支部、大江まちづくり住民協議会のホームページや大江高校クルセルを活用し、地域の特産物や観光土産品の販路の拡大を図ります。

 

(2)定住・交流拡大部会

〇 移住・定住の促進に向け住み良い大江町をアピールする活動やUターン広場、定住促進住宅などをアピールします。

〇 河守上地区が指定されている移住促進特区の有利な補助制度をPRするほか、京都府や福知山市の移住特区の活用などを研究して、大江地域全体の取り組みとして移住・定住の促進を図ることとします。

〇 関係機関と連携して空き家情報の収集や発信を行い、大江地域の「居心地のよさ」を広く宣伝し、移住された方との意見交換会も行いたいと考えています。

 

 

(3)教育・文化・スポーツ部会

〇 新緑ウォーキング(5/9)

・大江中学校を拠点にし、才の神藤公園(普門寺経由)まで散策しながらウォー  キングを実施します。

〇 グラウンドゴルフ大会

・感染状況により募集人数を検討し実施します。雨天の場合は代替種目とします。

〇 プログラミング教室

・令和元年度同様、大江高校の協力(予定)を得て、小学生を対象に開催します。

〇 堤防ウォーキング

・由良川堤防を散策しながらウォーキングを楽しみます。

〇 ちぎり絵年賀状教室

・ちぎり絵による干支の年賀状づくりを教わり交流を深めます。

 

(4)安心・安全環境拡充部会

〇 災害防災勉強会

・市の危機管理室や消防署から講師を招いて、知りたい情報、面白い情報の収集

を行います。

〇 防災マップ作りと自治会まわり

・防災マップの未作成自治会へ、防災マップ作成の取り組みを促します。

・洪水、土砂災害避難研修会の開催を進めます。

〇 先進地の視察

・毛原「地域活動グループ、毛原ワンダービレッジプロジェクト」棚田活動協力や

交流をします。

・夜久野町「ささえ愛活動」の視察を行います。

 

6 福知山市等との協働事業の推進

〇 福知山市とのパートナーシップを構築します。また、協働事業はその目的や内容によりそれぞれの役割分担を明確にして取り組むこととします。

 

〇 大江地域自治会長会や観光協会大江支部など関連団体との連携を図ります。