令和4年度 大江まちづくり住民協議会 事業計画

 

 新型コロナ第6波の対策が講じられ沈静化しようとする中で、令和4年度も大江まちづくり住民協議会もその対策を講じながら怯むことなく「大江まちづくり計画 私たちのまち、誇れる故郷 ~今後も住み続けたい、住んでよかったまち~」を基本に、関係機関と連携を取りながら個々の事業の内容を判断し「大江の元気づくり」に取り組むこととします。

当協議会は、平成28年4月に設立をしてから6年が経過するなか、令和4年度から「大江まちづくり実施計画」~未来につながる大江まちづくり構想~(令和4年度から令和8年度)」を実行するため、その計画の内容を確認しながら創意工夫し、時代のニーズに合った取組みを進めます。

主要な取り組みは、会長・副会長会議で事前に協議を行い、毎月開催する常任委員会で承認を受けながら各部会で取り組みができるように努力します。

また、4部長会も必要に応じ開催し、情報の共有と協力体制を確立します。

令和3年度から取り組んでいる公共交通再編に伴う有償運送「鬼タク」については、地域の方々の生活環境の維持を主に、観光利用サービスにも一層努力します。「大江地域有償運送運営委員会」や「運転者会議」で運営の充実を図り、より利用しやすい運行等の諸課題の解決や大江地域の観光や行事等の宣伝にも努めます。

さらに、大江地域は過去に多くの水害に見舞われて甚大な被害を受けてきました。そうした教訓を生かし、「水害避難対策」「土砂災害対策」の意識の向上が必要であり、本年度も「出前講座」の取り組みや関係機関と連携を強化し「安心・安全のまちづくり」を目指します。

コロナ禍で2年続けて開催が出来ていない「鬼力の由良川夏まつり」や「大江山酒呑童子祭り」など、恒例のイベントについても共同参画を図り、各種団体と連携してイベントを盛り上げて行きたいと考えています。

当地域は過疎高齢化が進み、人口も令和4年1月末をもって4千人を切り、65歳以上の高齢者の割合は約42パーセントとなっており人口の減少と高齢化が進んでいます。そうした状況の中、人口の流出対策や他の地域からの受け入れ態勢の充実が重要であり、今年度は大江地域全域の「定住特区」認定を目指し、「空き家バンク」の拡充を図ります。

また、Uターンプラザや定住促進住宅の入居者の定住を促すため関係機関と調整し「大江地域の住み良い環境」の宣伝も行います。

多目的にリニューアルした大江駅についても大江観光㈱や京都丹後鉄道㈱など各関係機関と連携し、大江町の特産品の販売等も検討していきます。

大江地域を元気にするため、広報紙「大江を元気に」の発刊を行い地域のみなさんに情報提供を行います。また、当協議会の「ホームページ」を活用して協議会が取り組む事業や地域の観光やイベントなどの情報を全国に向けて発信し集客を高めます。

また、好評である「ゴミ収集日付きカレンダー」について、本年も発行を予定していますので、協賛のご協力をお願いします。

 

1 大江まちづくり住民協議会の体制の強化

 〇 会長・副会長会議や常任委員会を開催し、重要事項等の検討を速やかに行います。

〇 部会の連携会議を開き体制強化を図ります。

〇 令和4年に承認された「実施計画」の具現化を図ります。

 〇 各部会は、必要な部会員を確保し、課題解決に向けた活動を進めます。

 〇 ホームページや協議会ニュースなど情報発信の充実を図ります。

 〇 焦点的に取り組みを必要とする場合は、必要に応じプロジェクト会議を設置します。

 

2 大江地域が元気になる事業の実施や支援

 〇 公共交通再編に伴う有償運送の充実を図ります。

〇 大江山酒呑童子祭り、その他の地域振興イベントを支援します。

〇 地域内で活動する諸団体や実施される事業を支援します。

〇 基本計画の趣旨により振興大会やシンポジウム等を実施します。

〇 地域や活性化を支える方との交流の場を設け、情報提供をします。

〇 由良川や堤防などを利用した事業を取り組み、水辺への意識を醸成します。

〇 観光スポットの集客を高めるため清掃活動を支援します。

 

3 大江地域の諸課題を考え、課題解決のための必要な事業の実施

〇 各部会でテーマを持ち、継続的な調査、研究、実践を行います。

〇 先進事例を地域に活かすため視察研修を実施します。

 〇大江学園や大江高校、福知山公立大学との交流を通じて地域づくりや元気づくりの発現を図ります。

 

 

 

4 福知山市や各団体等との事業参画と推進

〇 協働事業は、その目的や内容により役割分担を明確にして取り組みます。

〇 大江地域自治会長会や関係団体等の事務的な支援を行います。

 

5 部会の活動

 

(1)農業・観光・経済活性化部会

〇 農業活性化委員会

*休耕地を活用し農業指導員に指導を依頼

1.ハロウィーン用ジャンボかぼちゃ作り

2.あざみ菜(鬼あざみ菜)

.竹炭を復活させると共に肥料作りにも挑戦

.竹細工、製品の研究

 

〇 観光活性化委員会

  現在町内にある観光資源の旧所・名跡・観光どころを大切にして、多くの人々に観光として町を訪れて頂く為にも地元の人に協力を得ながら整備、清掃する。 

  ホームページ(まち協・観光協会)を活用し、大江町の四季折々の自然と人々の表情と文化を発信

1.公立大学等と連携した、てくてくウォークの開催

2.フォトロゲイニングのマップ作り

3.町内の鬼像(13体の鬼像)巡り

4.鬼面作り講習会の開催と大江山鬼面隊結成準備(昨年はコロナで中止)

5.大江町の神社・仏閣の御朱印・スタンプを活用した観光施設巡り(昨年はコロナで中止)

6.由良川を活かした観光戦略として大雲記念館の活用

7.映画企画による映像と情報発信の強化

 

〇 地域経済活性化委員会

1.駅前広場でワンダーマーケット開催

*商工会大江支部:大江観光(株):鬼和味:まち協、他各種団体が一体となりフリーマーケット、ワン・テーブル市等 開催

.大江「ふるさと」産品の情報発信(ホームページ活用)

.大江地域の活性化に繋がる映画「大江町ドキュメンタリー映画」作成の予定

 

(2)定住促進部会

〇大江町全域の「移住・特区」の認定を受け、「空き家バンク事業」の活用を図ります。

〇 移住・定住の促進に向け住み良い大江町をアピールする活動やUターン広場、定住促進住宅などをアピールします。

〇 関係機関と連携して「空き家情報」の収集や発信を行い、大江地域の「居心地のよさ」を広く宣伝し、移住された方との意見交換会も行いたいと考えています。

 

(3)教育・文化・スポーツ部会

  令和4年度活動計画については次に事業に取り組みます。

  〇 新緑ウォーキング

   ・大江学園を拠点にし、才ノ神藤公園(長橋寺経由)まで散策しながらウォーキングを楽しむ事業に取り組みます。

  〇 プログラミング教室

    ・大江高校の協力(予定)を得て、小学生を対象に実施します。

  〇 グラウンドゴルフ大会

   ・感染状況により募集人数を検討し実施します。雨天の場合は代替種目とします。

 〇 堤防ウォーキング

   ・由良川堤防を散策しながらウォーキングを楽しみます。

  〇 ボッチャ体験教室

   ・パラリンピック種目を体験します。

  〇 今後は、新たな事業を発掘しチャレンジして行きます。

 

(4)安心・安全促進部会

 〇 防災意識の向上

・本年度も「出前講座」の開催し、防災意識の向上に努めます。

〇 災害防災勉強会

・市の危機管理室や消防署から講師を招いて、知りたい情報の収集を行います。

〇 防災マップ作りと自治会まわり

・防災マップの未作成自治会へ、防災マップ作成の取り組みを促します。

・洪水、土砂災害避難研修会の開催を進めます。

〇 先進地の視察

・毛原「地域活動グループ、毛原ワンダービレッジプロジェクト」棚田活動協力や交流をします。

・夜久野町「ささえ愛活動」の視察を行います。

 

6 福知山市等との協働事業の推進

〇 福知山市とのパートナーシップを構築します。また、協働事業はその目的や内容

によりそれぞれの役割分担を明確にして取り組むこととします。

〇 大江地域自治会長会や観光協会大江支部など関連団体との連携を図ります。